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デュアルモニタのメリットを解説【使い方の具体例あり】

悩み人
悩み人
  • デュアルモニタにはどんなメリットがあるの?
  • 具体的にどんな場面で使えるの?

このような疑問を解決する記事になっています。

本記事では、デュアルモニタの「メリット・デメリット」と「具体的な利用場面」について解説していきます。

私は3年前からデュアルモニタでパソコン作業をしています。そんなデュアルモニタ歴3年の私が、感じたこと経験した内容を中心に書かせていただきました。

この記事を読むことで、デュアルモニタのメリットを具体的にイメージすることができると思います。

 

デュアルモニタのメリット

まず、デュアルモニタにすることによるメリットついて、理由も含めて解説していきます。

メリット:生産性が向上する

デュアルモニタのメリットは1つです。それは、パソコン作業の生産性が向上するということです。これにつきます。

なぜ、生産性が向上するかというと、それは「ウィンドウの切替え操作」と「マウスポインターの移動」を削減できるためです。

これについては、シングルモニタとデュアルモニタの場合で、比較するとわかりやすいので、『設定手順サイトを見ながら、Wordの設定を変更する作業』を例に、デュアルモニタの効果を確認していきます。

それぞれ、wordの設定を変更するまでの手順を以下に示します。

デュアルモニタシングルモニタ
イメージ図イメージ図
①手順サイトを見る(右モニタ)①手順サイトを見る
②視線を移動②手順を覚える
③マウスポインターを移動
④タスクバーのwordをクリック
(ウィンドウの切替え)
③wordの設定を変更する⑤wordの設定を変更する
操作数:3操作数:5

 

上記の表より、デュアルモニタを利用することで「マウスポインターの移動」と「ウィンドウの切替え」がなくなり、一連の操作数を減らせることがわかると思います。

また、シングルモニタの場合はウィンドウを切り替えるため「②手順を覚える」という行為が必要になりますが、デュアルモニタの場合では、常に手順が表示されているため、それも必要なくなります。

これらの理由から、デュアルモニタを利用することで、パソコン作業の生産性を向上させることができます。

 

補足①:パソコン機器メーカーDellの調査結果

大手のパソコン機器メーカーであるDellの調査でも、下記のような効果が確認されています。

シングルスクリーンからデュアルモニタ構成に移行した結果、 テキスト作業において44 % 生産性を向上し、 スプレッドシート作業において 29 % 生産性を向上した

引用:デュアルモニタを使って生産性と ユーザーの満足度を高める – Dell

 

世界的に有名なメーカーの調査でも、デュアルモニタにより生産性が向上するといった調査結果が得られています。

 

補足②:シングルモニタによる2ウィンドウ表示

ここまで、デュアルモニタにてウィンドウを2つ開くことで、生産性が向上することを説明してきました。

しかし、「シングルモニタでも2つのウィンドウを同時に開くことができるのでは?」と思われた方がいるかもしれません。

確かに、シングルモニタでも左右にウィンドウを分割することで、2つのウィンドウを表示することができます。(以下画像)

しかし、画像からもわかるように、それぞれのウィンドウが非常に窮屈になってしまいます。

それに対して、デュアルモニタの場合は、1つのモニタに1つのウィンドウを表示できるため、非常に見やすく広々と作業できます。(以下画像)

なので、やはりシングルモニタよりも、デュアルモニタの方が作業性が良いと感じます。

 

デュアルモニタの具体的な利用場面

次に、デュアルモニタ歴3年の私が、デュアルモニタの効果が発揮される、具体的な利用場面を紹介していきます。

より具体的にデュアルモニタの便利さをイメージして頂けると思います。

①パソコンやアプリの設定を変更するとき

1つ目は、メリットの部分でもお話ししましたが、パソコンやアプリの設定を変更するときです。

例えば、パソコンの壁紙を変更したいので、方法を検索して、設定を変更するときなどです。

『左に設定画面』『右に設定手順サイト』

を開くことで、ウィンドウの切替えなしに効率よく設定が変更できます。

 

②コピー&ペーストするとき

2つ目は、コピー&ペーストするときです。

例えば、ある資料の一部分をプレゼン資料にコピペしたいときなどです。

『左にコピーしたい資料』『右にペーストしたい資料』

を開くことで、ウィンドウの切替えなしに効率よくコピぺでき、資料の作成スピードが向上します。

 

③ネットショッピングで商品を比較したいとき

3つ目は、ネットショッピングで商品を比較したいときです。

例えば、パソコンのモニタをネットで安く購入しようと思い、『Amazon』と『楽天』で値段とポイントを比較したいときなどです。

『左にAmazon』『右に楽天』

を開くことで、ウィンドウの切替えなしに効率よく値段とポイントの比較ができ、商品の比較時間を短縮できます。

 

デュアルモニタのデメリット

ここまで、デュアルモニタのメリットや便利な利用場面など、良い面ばかりを紹介してきました。

しかし、悪い面も把握することで、より具体的にデュアルモニタについてイメージして頂けると思いますので、ここでは、デメリットについて紹介していきます。

デメリット①:モニタを購入する費用がかかる

デュアルモニタにするには、当然モニタとケーブルが必要になります。それらを購入するために費用がかかることが1つ目のデメリットです。

しかし、最近ではネットで探すと安いものでは1万5000円程度で購入することができます。上で紹介したメリット(生産性の向上)のことを考えると、決して高い買い物ではないと思います。

基本的に必要なものは以下になります。

・モニタ
・ケーブル(パソコンとモニタをつなげるため)
・変換ケーブル(パソコン側端子とモニタ側端子が合わない場合に必要)

パソコン側端子とモニタ側端子が同じものでないと、変換ケーブルが必要になります。なので、モニタ購入前にはそれぞれに、どんな端子が着いているのか確認しておきましょう。

また、モニタを購入するとケーブルも着いている場合がありますので、付属品の確認も忘れずにしましょう。

 

デメリット②:2つのモニタを置くスペースが必要

デュアルモニタにすると、机に2つのモニタを配置する必要があります。そのため、ある程度のスペースが必要になることが2つ目のデメリットです。

しかし、モニタアームを利用することで机のスペースを占領せずにモニタを配置することができます。

ちなみに私も机のスペースを確保するために、モニタアームを活用してデュアルモニタにしています。

モニタアームはあまりに安すぎる(2000円程度)ものだと、モニタの重さに耐えられず傾くものもあります。なので、信頼できるメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。

 

まとめ:デュアルモニタのメリットを解説

今回はデュアルモニタの「メリット・デメリット」と「具体的な利用場面」について解説させていただきました。

■メリット・デメリット
・メリット   :生産性が上がる
・デメリット :①費用が掛かる ②スペースが必要

■具体的な利用場面
・パソコンやアプリの設定を変更するとき
・コピー&ペーストするとき
・ネットショッピングで商品を比較したいとき

本記事を読んでいただくことで、ある程度デュアルモニタについて具体的にイメージができたかと思います。上記の情報を参考にしていただき、デュアルモニタの導入を検討して頂ければと思います。